[ブログ] ノベルティグッズ と 名入れ記念品 の違いって?【意外に知らない】
お世話になっております。
『刻印名入れ.com』 株式会社トレジャー 服部です。
こちらのブログでは、いつも名入れ記念品のことを書いておりますが、
じつは 『 刻印名入れ.com 』 は、ノベルティグッズの製作も
取り扱っていることをご存知でしたでしょうか?
結構得意なんですよ。
学校様のオープンキャンパス・オープンスクールのノベルティや、
企業様の設立記念や周年記念などの、レーザー加工以外で、
ある程度ロットの大きいご依頼案件などのお声がけをいただき
ました際に、ノベルティ方面でのグッズをご紹介したりしております。
ノベルティグッズの扱いは、「刻印名入れ.com」の
HP外の扱いとなり、個別でのご依頼、回答対応となります。
わたくし(服部)まで、ご相談下さいますようお願いいたします。
⇒ info@kokuin-naire.com までメール下さいマセー
●記念品とノベルティグッズって、何が違うの?
“そもそも” というところですが、
両方とも、グッズに名入れプリントを施すというところでは同じです。
しかしながら、結構本質的に違いがあるのです。
ノベルティ(販売促進)グッズは、宣伝やプロモーションを目的として、
プリントをしたグッズを配ることで対象の認知度やブランドイメージを
高めることを目的とした、宣伝媒体のツールです。
その性格上、「たくさん作ることで、できるだけ安価に」つくり、
「広告宣伝」効果を期待されます。
販促品(はんそくひん)などのように、言われますね。
ボールペンやエコバッグ、付箋など低単価で作れる商材が多く、
@100円前後~@1,000円程度がターゲットコストとなりますね。
「目新しいグッズ」など流行に敏感なグッズも多いのも特徴ですね。
一方、名入れ記念品は、プレゼントや贈り物として使用されるため、
受け取った相手の思い出に残る、長く使える、より良い物であることが求められ、「貰って良かった」=「貰った感」が重要視されます。
同じように “グッズに名前を入れる” 点では同じであっても、
『 使い道 』 や 『 使い方 』 も大きく違いますね。
●その「違い」を具体的にまとめると
『 使い道 』 や 『 使い方 』 だけではなく、
もう少しだけ判りやすく、詳しくまとめますと、
1)ロット
2)単価
3)品質
4)名入れプリント
この4つが違うポイントとなろうかと思います。
1つずつ簡単ではありますが、解説をしていきます。
1)ロット
一番違うポイントは「ロット」です。「数量」です。
ノベルティグッズでは、『版』 を作成することで、同じデザインを大量生産し、印刷単価を下げています。
そのため、ノベルティの印刷では、ミニマムロットが設定され、
最低ロットとして200個や500本の数量が無いと安くなりません。
経済ロットとしては、1,000個、3,000個というのも珍しくはありません。
(経済ロットとは、最低とは違い、ある程度価格がこなれる数量)
また版の製作(精版作業)や
大量で有るが為の生産ラインの調整や順番待ちなどで、
通常は、約2~3週間の量産期間が必要となります。
逆に印刷ミニマムロットを下回る場合などは、
少数になると版代の割り込みもあるので、
極端に割高になってきます。
対して記念品では、 『版』 を作成しない方法に特化し、
1個ずつ一人ずつ違う名入れができる「個別名入れ」が
出来るようにしており、極小ロットからの対応が可能です。
注目ポイント ★
・記念品として1個から~
~ノベルティとして1万個の対応も、
両方とも使い分けができます!
だいたい、100個~200個程度が、ロットという視点で記念品とノベルティグッズの境目であるようです。
(製品の品質や名入れ方法などでの違いもありますので、
複合的なご判断が必要となります)
2)単価
ノベルティはより安く!が宿命づけられています。
「限られた予算で、より安く、より多く、より良い物」が求められます。
上記にも記載をしましたが、通常ノベルティグッズとしては、
@100円~@1,000円程度が通常の予算となることが多いです。
対して、名入れ記念品は、@1,000円~@5,000円程度が
メインの予算となります。
注目ポイント ★
両方を取り扱えるトレジャーでは、
@100円~@5,000円程度までのレンジで
ご希望単価での提案が可能
ノベルティグッズでの価格と、記念品としての価格と見比べて、
よりご希望に近い方でお決めいただけば、大丈夫です。
3)品質
誰だって、折角購入したものが「不良だったら…」と、
嫌な気持ちになりますよねー
良品でお届けすることは、当たり前のことではありますが、
その当たり前には、コストがかかるってご存知でしたでしょうか?
商品が良品なのか不良品なのかは、コストをかけて全数検品を実施することで対応ができます。
ただ、ノベルティグッズで低単価に作成する場合は、
・検品無しで @70円と、
・検品ありで @100円となら、
だいたい@70円の安い方が選ばれます。
限られた予算の中で、出来るだけたくさん作ろうとすると、より
安いグッズを選ばざるを得ないのです。
ノベルティは、より安価にする必要があるため、工程を簡略化する
「抜き取り検品」 が多く広く実施されています。
1万個製造して、その内の数%を抜き取り、検品をして、
検品結果の不良率がメーカー基準以下の場合、良品とみなして輸入するという 「不良品が内在するリスク」を含んだ検品体制 です。
これは良いかどうかで言えば、良い方法です。
通常は、国内の名入れ工場などで人の手で1つ1つ名入れプリントを
行うので、目視検品で明らかにヒドい製品は除けることで、
不良品の内在するリスクを低減できます。
もしどうしても不良品をはじく場合は、コストを別でかけて
全数検品を行えば、不良リスクはグッと少なくすることが出来ます。
このように、追加コストをかけることで、不良品発生のリスクは少なくなりますが、それを購入する側が選ぶことが出来るという点で、良い方法なのです。
一方、記念品の検品体制は、すべて国内の自社スタッフにより
「入荷時」「注文後のピッキング時」「梱包前の名入れチェック時」の
3段階で、全数検品を行います。
日本品質でいう「当たり前」は、弊社のような体制をとっているメーカーのことだと思いますが、その分のコストは商品代に上乗せをされております。
記念品は、その商品目的として、コストをかけてでも良品を
お届けすることが必要と考えております。
もう一度繰り返します。
品質は、かけるコストで決まってくるものなのです。
以前にも書きましたが、「何故ブランド雑貨品は高いのか?」
という理由と同じですね。
どこまでの品質を求めるのかをお決めいただければ、
どちらでやった製品が良いかの判断材料となってきます。
4)名入れプリント
こちらは記念品の方から、説明をさせていただきます。
弊社での名入れ記念品への対応は、
「小ロット対応」「個別名入れ対応」などを実現するために、
精版を必要としない、『版』 を使わない名入れに特化しております。
そのためすべてデジタルデータとして処理を行う名入れ方法だけに
絞っております。
・レーザーマーキング ⇒金属や革製品に対する焼き彫り加工
・インクジェット印刷 ⇒樹脂製品に対するフルカラー印刷
・彫刻機 ⇒ダイヤモンドの針で金属をたたく名入れ
・昇華転写印刷 ⇒熱による昇華現象を用いたフルカラー名入れ
この4種類のみ、弊社では対応が可能です。
(革に対するレーザー刻印実績画像)
ですが、名入れ業界としては『版』を使用する名入れ方法が主流です。
『版』を作成することで、大量に同じデザインを量産し、プリント単価を
さげていきます。
・シルク印刷
・パッド印刷
・ホットスタンプ加工(素押し・型押し・箔押し)
・熱転写印刷
・インクジェット印刷 ⇒ノベルティでは個別名入れ不可
(版は不要ですが、データ調整料というコストが必要)
・オフセット印刷
・グラビア印刷 などなど。。。
(イメージ)
他にも、名入れ方法は沢山有ります。
蓄光の印刷だったり、蛍光色の印刷や、ラバーキーホルダーなど
ホームページやカタログ掲載外でも、物理的に実現できる方法は
沢山有りますので、コストと相談をしながら、想定されておられる
イメージに近づけていきます。
●今回のまとめ
少し長くなりましたので、今回はこの辺りにしておきます。
HP掲載以外のグッズ製作も、やってます!
ということを今回は伝えたかった部分です。
記念品だけでは無くて、ノベルティグッズの販売も、やってます!
「ノベルティグッズ」の正規代理店もしておりますので、
低単価・中ロットでの案件などがありましたら、
一度、私までお問い合わせを頂戴できますようにお願いいたします。
今回は、以上。