[ブログ] 【簡単フルカラー】インクジェット印刷について【UVインク】

公開日:2017年8月最終公開日:2024年2月

お世話になっております。

『刻印名入れ.com』 株式会社トレジャー 服部です。

 

前回、レーザー加工について記載をしましたので、

https://ameblo.jp/kokuin-naire/entry-12298274157.html

今回はインクジェット印刷について記載をします。

 

 

■インクジェット印刷とは

インクジェット印刷と言いましても、いくつも種類がありますので、分類分けも行いますね。

 

基本原理は、パソコンに繋げて普段家庭で使っているインクジェットプリンタと同じ原理です。

 

「細かい粒上のCMYKインクを吹き付けることで、色を合成してフルカラーの印刷を行う」

 

というものです。EPSONのカラリオやCANONのピクサスが有名ですね。

 

1)成型物(厚物)用UVプリンタ

 ⇒白インクの対応の有無での違い

  主に樹脂製品への印刷に使われます。

 

2)アパレル用(ガーメント)UVプリンタ ※弊社対応外

 ⇒Tシャツやバッグなどのコットン(綿)素材の印刷に使われます。

 

オーダーメイド界隈では、大きくはこの2種類に分かれます。

 

この十数年で大きく進歩した技術ですが、かなりの需要に対応しているのが現状です。

 

 

■インクジェットプリンタ自体の歴史

1990年代にcanonが初代バブルジェットプリンタを発売してから、広く普及をしてきました。

 

それまで主流でありましたドットインパクトプリンタでは表現に限界があり、熱転写プリンタではインクリボンのコストパフォーマンスの低さと感熱紙の保管期限などもあって、当時はインクのにじみなどの問題もありましたが、広く普及してきました。

 

”バブルジェット”はインクを泡状のして吹き付けることでつけられた名称です。

■業務用インクジェットプリンタ 『前』

 

記念品やノベルティ業界で、フルカラーの印刷といえば、「熱転写印刷」「水転写印刷」などの”転写”印刷しかありませんでした(販売物用でフィルム印刷などがありましたが、紙印刷同様、極端に多いロットが必要でした)。

 

熱転写印刷 は、熱で粘着させるノリの付いた転写シートにインクジェットプリンタなどで印刷をして、そのまま貼り付け、熱でノリを溶かしてくっつける印刷方法です。

これは、カットするためのカット版を別途作成する必要があり、版代がかかることで、小ロットの印刷では単価が跳ね上がってしまう欠点がありました。

 

熱転写印刷自体は様々な転写シートの開発もあり、「高価ですが、綺麗にフルカラー印刷が可能」ということで、広く普及していました。

 

水転写印刷 は、お茶碗などへの転写印刷で、手書きでは対応できない量産対応を実現していました。

原理的には、プラモデルで同梱されてたりしました「デカールシール」と同じものです。

 

水でピタリと貼り付けるので、曲面への印刷に適しています。

こちらも版を作成する必要があるので、熱転写印刷と同様に割高になってしまいます。

 

 

インクジェットプリンタ以前は、フルカラーの印刷は方法が限られ、版代が必要で単価が上がるということもあり、個別名入れなどのオーダーメイドには今一つ向かない名入れ方法でした。

 

■業務用インクジェットプリンタ 『後』

 

直接インクを吹き付けるインクジェットプリンタの登場は、大きな転換点でした。

 

導入初期は、今から思えば、

 「白色が無いので、本体が白いアイテムのみ」

 「PP素材はインクをはじきやすいのでノリが悪い」

 「色の再現性が悪い」

 「インクの耐久性が低い」

などの制約はありましたが、画期的と思える印刷方法でした。

 

そのうちに、欠点を克服するべく、紫外線(UV)硬化インクの導入、それに伴う白色インクの投入と技術が更新され、現在のインクジェットプリンタが出来上がってきました。

 

今のインクジェットプリンタは、家庭用プリンタのように「ライトシアン」「ライトマゼンタ」を入れて6色印刷対応になり、中間色の再現性を高めたり、Tシャツにも白引きをすることで黒シャツに印刷したりと、かなりの自由度の高い印刷機械となっております。

 

 

■弊社でのインクジェットプリンタ

 

レーザー加工と組み合わせたりしまして、名札・キーホルダー・チャーム・バッジなどのアクリル商品と、

樹脂製の平たい製品の対して印刷のみを行う名入れとおおきく2つの対応をさせていただいております。

 

弊社のインクジェット印刷は、前述の 『6色印刷対応』 の 成型物(厚物)用UVインクジェットプリンターとなります。

 

 

また弊社のインクジェット印刷の最大の特長は、

 

『インクジェット印刷で ”個別名入れ対応” 』

 

しているという点です。

 

よく名入れ業者などでインクジェット印刷を安価で行う販売業者は多くありますが、「一人ずつ個別の名前やシリアル番号を刻印できる」インクジェット印刷をしている会社は、そうそうありません。

弊社では、対応が出来ます。

 

●アクリル素材へのフルカラー印刷

アクリルキーホルダー

http://www.kokuin-naire.com/products/detail.php?product_id=500

アクリル名札

http://www.kokuin-naire.com/products/detail.php?product_id=446

●スマートバッテリー

 (フルカラー対応モバイルバッテリー)

http://www.kokuin-naire.com/products/detail.php?product_id=638

●手帳型スマホケース

http://www.kokuin-naire.com/products/detail.php?product_id=655

●ゴルフマーカーへのフルカラー印刷

http://www.kokuin-naire.com/products/detail.php?product_id=694

 

 

まだまだ徐々にですが、他にも色々な可能性のある印刷方法ですので、よりアイテムの拡充をしていきますので、これからも注目をしてください。

 

よろしくお願いします。

以上。

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