[ブログ] 【レーザーマーキング】レーザー加工とは【焼き彫り・フリーカット】

公開日:2017年8月最終公開日:2024年2月

お世話になっております。

『刻印名入れ.com』 株式会社トレジャー 服部です。

 

さて、今回は刻印名入れ.comが主に扱っている加工方法の「レーザー加工」とはどのような加工方法かをまとめてみます。

 

 

弊社で言うレーザー加工は、別名レーザーマーキングとも言いまして、

『レーザー光線を使った名入れ方法』

となります。

レーザー加工とは広い言葉なので、名入れ(マーキング)以外でも使用される言葉でもありますので、ここではそういう意味なんだー程度で覚えておいて下さい。

 

 

ノベルティをメインで販売している頃の「レーザーマーキング」の印象は、「価格が高い分精細で、取れる事の無い上級な部類の名入れ」という認識でした。

実際に予算に余裕があったり、こだわりのあるお客様が選ばれる名入れでした。

 

また、革製品に対してレーザー加工を行える会社は、そう多くはありませんので、刻印名入れ.comの大きな特長になっております。

 

工業用機械メーカーキーエンス様のリンク

https://www.keyence.co.jp/ss/lasermarker/school/study/lasermarking/

 

弊社でのレーザー加工機の種類は2種類。

 ・CO2レーザー

 ・金属用レーザー

 

■CO2レーザーとは

 弊社では主に革製品への 『焼き彫り加工』 や、アクリル板の 『切断』 に使用しています。

 

 『焼き彫り加工』 は、革製品を熱で焼き付け(焦がし)て名入れを行います。

 よくご質問をいただきます焼き付けた部分の色は、焦げ茶~黒の間の仕上がりになることが多いです。

 

 

 本体色が黒に近ければ、同系色となりますので、より目立たなくなり、「あまり目立たせたくないけど、刻印を入れたい」という用途の場合にはネイビーやブラックなどの本体色をお選びいただく場合が多いです。

 

 

 逆に刻印内容を目立たせたい場合は、少し明るめな色をお選びいただけた方がよいです。

 

 

 焼き付け部分には、色を付けることが出来ません。

 もし色を付けたい場合は、インクを使った印刷(パッド・シルク印刷)や箔押し(ホットスタンプ加工)なども対応可能ですが、その場合デザイン毎に「版」を作成しなければなりませんので、個別名入れ対応は実質的に出来なくなります。

 

 また 『焼き彫り加工』 は、焼き付ける素材の影響も受けます。

 ”本革”はお高いだけあって(?)レーザー加工部分のキレは綺麗に入りやすいです。

 ”リサイクルレザー”は革を粉状にして再結合させるためにポリウレタンで固めますが、その影響もあり焼き彫り後の色目に白味が混じる感じになります。加工面積が多いと焼きムラとして白い点が見えることもあります。

 

 

『切断』 は、アクリル板を好きな形状でカットする場合に文字通り、熱で溶かし切っていきます。

 

アクリルキーホルダーや名札など、アクリル製品の都度つどの切り出しには欠かせません。

 

 

 

■金属用レーザーとは

CO2レーザーに比べると高出力レーザー光線を発射し、金属表面のメッキや塗装部分を剥ぎ取っていく名入れ方法です。

 

真鍮やステンレス素材に対して、主に使用しております。

 

 

メッキの剥ぎ取り部分については、CO2レーザー同様に着色対応が出来ません。

よく「地金色が出ます」という表現を使いますが、メッキを剥ぎ取るとその金属そのものの色が見えてきます。

基本的には同系色なので、あまり目立ちませんが、綺麗に刻印が入ります。

 

 

塗装の剥ぎ取りは、塗装色と地金色が違う場合には刻印内容が、くっきりはっきりと見えます。

 

 

”地金色”といっても、金属の色も一定ではありませんので、僅かにロットによる個体差があります。

また真鍮・ステンレス・アルミなど金属(加工)の種類によっても変わる部分がありますので、一概に言えないので”地金色”という言い方をします。

同じ真鍮でも、銀色だったり黄銅色だったり、黄色だったりすることがあります。

アルミは白に近い色に仕上がります。アルミの原料のボーキサイトは白い鉱物だからだそうです。

 

 

刻印名入れ.comでは取り扱いをしておりませんが、随分昔に実際にあった(同僚の)失敗で、地金色とメッキ色の差が少ない過ぎて、刻印がされていても目で見えないということがありました。

 

弊社での取り扱い商品では、そのようなことはありませんので、ご安心ください。

 

高出力レーザーで加工を行うメリットは、CO2レーザーに比べてもより精彩に刻印がされる部分にあります。

これは素材の違いもあるので、一段と細かいデザインが出やすくなります。

 

革は焼くと僅かに類焼をするので、実際のデザインよりも0コンマ数ミリ

太くなります。

しかし、金属は類焼しないので、レーザーの当たった部分のみメッキなどが剥げていくのでデザインとほぼ同じ刻印が出来上がります。

 

塗装の剥離はメッキに比べると、甘く剥ぎ取られるので、革とメッキの中間程度の精彩さとお考えください。それでも結構細かい部分まで十二分に綺麗に出ます。

 

 

弊社でのレーザー加工については、ひとまず以上。

ブログ一覧へ戻る
トップページに戻る