[ブログ] 【校章・ロゴ】画像データでの名入れ加工について【確認します】
お世話になっております。
『刻印名入れ.com』 株式会社トレジャー 服部です。
学校が夏休みに入り、学校や部活顧問の先生、保護者によるPTAなどでの卒業記念品の検討、予算確認などが具体的に始まりだしました。
わりとよく言われる質問の内、1つをピックアップしてみます。
『 ”校章・ロゴ” は、
名入れ出来ますか?』
皆さんはイメージとして、名入れ=文字 とお考えの方も多くいらっしゃいますが、もちろん図形も刻印することが出来ます。
今手持ちのデータで、印刷できるのか??というご質問を良くいただきます。
具体的には、「データとして扱える白黒データ」であれば大丈夫です。
パソコンで表示できる形式であれば、だいたい概ね大丈夫です。
画像の形式には大きく2つ別れると思います。
1)ベクトルデータ(イラストレータデータ AI、EPSなど)
2)画像データ(JPG、PNGなど)
3)印刷物(パンフレット、清刷りなど)
1)はイラストレータの保存のバージョンがCS6以下であれば問題ありません。
2)は「画像による」という回答となります。
3)については、2)画像データとして取り込んでから加工を行いますので、2)と同様とお考えください。
一番曖昧な 2)についての詳細をまとめますので、ご確認ください。
【画像データの場合】
画像データから名入れ加工を行う場合、最終的には2)画像データ⇒1)ベクトルデータへ変換します。
加工機械へデータを送り込むためにも、ほぼすべて1)ベクトルデータへ変更していきます。
参考データ
1つ目 画像データ(300dpi)※JPEG保存
2つ目 画像データ(75dpi)※JPEG保存
3つ目 1つ目をベクトルデータへ変換
4つ目 2つ目をベクトルデータへ変換
【解像度は出来るだけ高めで
お願いします(最大600DPIまで)】
参考画像の2つ目のように同じデザインでも解像度が低いと、変換作業を行う場合に、文字のドットがガタガタになって、そこから変換すると、4つ目のようにガタガタのデータはガタガタに仕上がります。
また2つ目の75dpiで保存する際に、解像度を低く設定したので、ブロックノイズが目立ちますが、これも程度によってはベクトルデータへ変換の際に反応してしまう場合があります。
清刷りなどを写メで取ってお送りいただく場合、背景の色にもご注意ください。
「白」か「黒」かがハッキリ画像の中で区別できないと、ブロックノイズのように加工したいデータ部分を抜き出せない場合もあります。
最近はスキャナー機能搭載のコピー機も多いので、それをお使いいただければ、安全安心です。
【素材、名入れ方法によっての
表現力の違いについて】
今回の画像としては結構大きめなので、心配が目立ちませんが、実際の加工はもっと小さい文字だったり、デザインが刻印されます。
その場合、文字「あ」の中の部分の”抜き”は小さくなり過ぎて、加工した際には焼きつぶれることが予測されます。
漢字や校章・ロゴなどでも同様に、細かい詰めた部分のデータは潰れがちとなります。
せっかくの校章がほぼつぶれるのは出来るだけ避けたいですよね。
ポイントは2点あります。
●素材と加工方法の組み合わせ
細かいデザインが出やすい順 (抜き表現の必要線幅)
1位:金属素材+レーザー加工 (0.2mm)
2位:本革素材+レーザー加工 (0.5mm)革の類焼
3位:樹脂素材+インクジェット印刷 (0.5mm)インク流れ込み
4位:リサイクルレザー+レーザー加工(1mm)革の類焼
革素材は、類焼のしやすさがポイントとなります。
革は天然素材でもあるので、個体差があります。
弊社社内では対応をしていませんが、革製品に対する名入れで有名な、ホットスタンプ加工(素押し・型押し・箔押し)では、グっと革を押し込んで名入れを行いますので、最低1~2mmほどの線幅が必要となることがあり、レーザー加工に比べるとだいぶと必要線幅が太く、ボンヤリとした名入れとなります。
●デザインはベタ塗りを避け、線画にする
レーザー光線は当たった部分を急激に加熱することで焼き彫りを行います。
ベタ面などは0.1mmほどの極細の光線を何度も何度も引いて、積み重ねることにより、実現をしていきます。
ベタ面が多いと焼いていく勢いが強くなるので、どうしても焼けすぎてしまい、素材を痛めることにもなり、仕上がりは綺麗にあがりにくくなります。
以上のことにご留意いただければ、だいたい加工としてはうまくいきます。
【迷われる場合は、データ確認行います】
手っ取り早いのは、一度データの確認ということで、メールで送っていただくことが最速です。
「どうだろう?」とお悩みの際は、データを入手できた段階で一度こちらにお問い合わせをください。
データの送り先 e-mail : info@kokuin-naire.com
スマホの場合、返信もパソコンからとなりますので、パソコンからのメールを受信できる(迷惑メール設定は解除してください)状態のメールアカウントから送信してくださいね。
最終的には、改めて見積もりをご依頼いただかなければなりませんので、見積もりのご依頼の際にアップロードしていただれば、それに越したことがございませんので、よろしくお願いします。
以上、よろしくお願いします。