[ブログ] 【校章・ロゴ】画像データでの名入れ加工について【確認します】

公開日:2017年8月最終公開日:2024年2月

お世話になっております。

『刻印名入れ.com』 株式会社トレジャー 服部です。

 

学校が夏休みに入り、学校や部活顧問の先生、保護者によるPTAなどでの卒業記念品の検討、予算確認などが具体的に始まりだしました。

 

 

わりとよく言われる質問の内、1つをピックアップしてみます。

 

 

『 ”校章・ロゴ” は、

       名入れ出来ますか?』

 

 

皆さんはイメージとして、名入れ=文字 とお考えの方も多くいらっしゃいますが、もちろん図形も刻印することが出来ます。

 

今手持ちのデータで、印刷できるのか??というご質問を良くいただきます。

 

 

具体的には、「データとして扱える白黒データ」であれば大丈夫です。

パソコンで表示できる形式であれば、だいたい概ね大丈夫です。

 

画像の形式には大きく2つ別れると思います。

  1)ベクトルデータ(イラストレータデータ AI、EPSなど)

  2)画像データ(JPG、PNGなど)

  3)印刷物(パンフレット、清刷りなど)

 

1)はイラストレータの保存のバージョンがCS6以下であれば問題ありません。

2)は「画像による」という回答となります。

3)については、2)画像データとして取り込んでから加工を行いますので、2)と同様とお考えください。

 

一番曖昧な 2)についての詳細をまとめますので、ご確認ください。

 

【画像データの場合】

画像データから名入れ加工を行う場合、最終的には2)画像データ⇒1)ベクトルデータへ変換します。

加工機械へデータを送り込むためにも、ほぼすべて1)ベクトルデータへ変更していきます。

 

 

 

参考データ

 1つ目 画像データ(300dpi)※JPEG保存

 2つ目 画像データ(75dpi)※JPEG保存

 3つ目 1つ目をベクトルデータへ変換

 4つ目 2つ目をベクトルデータへ変換

 

 

【解像度は出来るだけ高めで

        お願いします(最大600DPIまで)】

 

 参考画像の2つ目のように同じデザインでも解像度が低いと、変換作業を行う場合に、文字のドットがガタガタになって、そこから変換すると、4つ目のようにガタガタのデータはガタガタに仕上がります。

 

 また2つ目の75dpiで保存する際に、解像度を低く設定したので、ブロックノイズが目立ちますが、これも程度によってはベクトルデータへ変換の際に反応してしまう場合があります。

 

 清刷りなどを写メで取ってお送りいただく場合、背景の色にもご注意ください。

 「白」か「黒」かがハッキリ画像の中で区別できないと、ブロックノイズのように加工したいデータ部分を抜き出せない場合もあります。

 

 最近はスキャナー機能搭載のコピー機も多いので、それをお使いいただければ、安全安心です。

 

【素材、名入れ方法によっての

         表現力の違いについて】

 

 今回の画像としては結構大きめなので、心配が目立ちませんが、実際の加工はもっと小さい文字だったり、デザインが刻印されます。

 その場合、文字「あ」の中の部分の”抜き”は小さくなり過ぎて、加工した際には焼きつぶれることが予測されます。

 

 漢字や校章・ロゴなどでも同様に、細かい詰めた部分のデータは潰れがちとなります。

 

 せっかくの校章がほぼつぶれるのは出来るだけ避けたいですよね。

 

 ポイントは2点あります。

 ●素材と加工方法の組み合わせ

  細かいデザインが出やすい順 (抜き表現の必要線幅)

  1位:金属素材+レーザー加工 (0.2mm)

  2位:本革素材+レーザー加工 (0.5mm)革の類焼

  3位:樹脂素材+インクジェット印刷 (0.5mm)インク流れ込み

  4位:リサイクルレザー+レーザー加工(1mm)革の類焼

 

  革素材は、類焼のしやすさがポイントとなります。

  革は天然素材でもあるので、個体差があります。

 

  弊社社内では対応をしていませんが、革製品に対する名入れで有名な、ホットスタンプ加工(素押し・型押し・箔押し)では、グっと革を押し込んで名入れを行いますので、最低1~2mmほどの線幅が必要となることがあり、レーザー加工に比べるとだいぶと必要線幅が太く、ボンヤリとした名入れとなります。

 

 

 ●デザインはベタ塗りを避け、線画にする

  レーザー光線は当たった部分を急激に加熱することで焼き彫りを行います。

  ベタ面などは0.1mmほどの極細の光線を何度も何度も引いて、積み重ねることにより、実現をしていきます。

 

  ベタ面が多いと焼いていく勢いが強くなるので、どうしても焼けすぎてしまい、素材を痛めることにもなり、仕上がりは綺麗にあがりにくくなります。

 

 

以上のことにご留意いただければ、だいたい加工としてはうまくいきます。

 

 

【迷われる場合は、データ確認行います】

 

 

手っ取り早いのは、一度データの確認ということで、メールで送っていただくことが最速です。

 

「どうだろう?」とお悩みの際は、データを入手できた段階で一度こちらにお問い合わせをください。

 

データの送り先 e-mail : info@kokuin-naire.com

 

スマホの場合、返信もパソコンからとなりますので、パソコンからのメールを受信できる(迷惑メール設定は解除してください)状態のメールアカウントから送信してくださいね。

 

最終的には、改めて見積もりをご依頼いただかなければなりませんので、見積もりのご依頼の際にアップロードしていただれば、それに越したことがございませんので、よろしくお願いします。

 

以上、よろしくお願いします。

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