[ブログ] 記念品とノベルティ・販促品の違い
公開日:2016年8月最終公開日:2024年2月
『刻印名入れ.com』 記念品アドバイザーの服部です。
『刻印名入れ.com』は記念品・名札バッジなどの販売をメインとしたサイトです。
基本的には記念品をご使用されるお客様(学校・企業・団体様)向けに販売をさせていただいております。

色々とお客様よりお問い合わせをいただく中で、割とよくあるご質問の一つに、
「ノベルティ・販促品と記念品との違いは何ですか?」
ということがあります。
無地の製品に名入れ刻印をするという性格上、わざわざ分けて考える必要があるのか?と私も昔は思っていたりもしました。
がしかし、実際にお客様と接していくうちにその違いを強く感じる様になってきました。
今日は、そんなお話をしようと思います。
■ノベルティ・販促品

ノベルティ…近年では「企業が自社や商品の宣伝を目的として、それらの名称を入れて無料配布する記念品」を指す(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3
販促品…販促品(はんそくひん)とは、販売促進(セールスプロモーション)のため活用するプロモーションで、新商品などのキャンペーンで配布することにより、商品の認知度の向上や消費者の購入を促す効果を期待して配布されるもの(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A9%E4%BF%83%E5%93%81
両方とも宣伝を目的とした無償・無料配布のモノを総じて言います。
無償で配布するがゆえに、決められた予算内でテーマに沿った中で、出来る限り良いものが求められます。相反する要求の結果、コスト設定が厳しくなることが多くあります。
ノベルティメーカーは、回転率からくる在庫リスクや為替相場、製品原価などを考えながら、少なくても数千~数万個を製造し1円でもコストを落として、広く販売をしていくことが必要になります。
安価なボールペンなどは@10円で売っていたりする世界です。言葉通りに「価格相応」がまかり通ってしまう世界となります。少なくても200~300個程度の注文が必要になります。
■記念品

意外にも「記念品」という単語はWikipediaでも登録が無いくらい一般的な言葉です。一般的過ぎて登録しようと思われなかったのですね。
しかしながら、GoogleでのWEB検索でも「記念品」は4,030万件、「ノベルティ」は3,450万万件、「販促品」は1,390万件のヒット数であり、言葉としての”記念品”は広く使用されています。
では勝手ながらに私が定義をします。
記念品…人から人へ想いを乗せて渡される贈り物。
当たり前といえば当たり前ですが、ノベルティは渡されるお客様の顔を見ずに、企業目線で商品選定を行い、効果を期待して、モノ(アイテム)をバラ撒いていくものです。
そこには贈る側の思いも、贈られた側の思いも、あまり込められてはいなさそうな感じがします。
学校の卒業記念品などの場合、商品選定の時点から先生や親御さんの気持ちが乗り出し、刻印内容の検討、予算と納期との調整などを経て、卒業式に合わせてプレゼントをして、それが数年経っても残っているようなケースは良くあります。
(贈る側)
「思い出になるかな?」「喜んでくれるかな?」
「個人の名前がある方がいいよね?」
「卒業証書と一緒に渡される…」
(贈られる側)
「結構良さそうなモノがもらえた」
「せっかく貰ったし使ってみよう」
「思い出と一緒にモノが残る」
という思いのやり取りを想像するだけで、少し泣けてきてしまいます。私自身、子供が出来てから余計に特に感じる様になり、この仕事を改めて選んだ理由でもあります。
『刻印名入れ.com』では、個別の名前を入れられたり、インクジェット印刷で写真をプリントしたりが、1個からの対応を行うことが出来る点が、価格だけでは無い”記念品販売”のサイトである強みとなります。
内容を比べれば決して「高い」だけのものでは無い、「価値」のある商品であると思っております。

ノベルティ・販促品を説明するためには欠かせない「代理店」の説明もしておきます。
■代理店様について
ノベルティを作ろうという時に大ロットであればあるほど、必要になってくるのが代理店です。
ノベルティ製作に熟練した代理店様は、忙しいエンドユーザー様の代わりに各種サポートをしてくれるのです。
広告代理店、SPエージェンシー、印刷会社など、代理店販売というシステムは、メーカーから委託されて代理で販売を行う会社様です。
別の言い方でいうと「卸」「中間業者」とも言います。
一般的にメーカーは外装1カートン単位での販売をメインとして、大量に生産してコストを低減した商品を在庫しつつ、中間業者を使いながら、徐々に小分けをしていき、最終消費者へ届けます。
メーカーよりもクライアント様の考えに沿った商品を提案したり、企画することが代理店様の仕事となります。
モノでは無くサービスを扱う場合もあり、保険や旅行などの代理店様も世の中にはたくさんありますね。
■「価格が予算に合わない」、だから「直接販売」なんです
代理店様は仕入れた製品に、サービス価格を乗せてクライアント様への販売することで利益を得ます。
しかし弊社が販売している製品はお客様への「直接販売」をさせていただいております。
製品をデザイン・生産し、国内在庫を持って販売をしておりますメーカーでもありますが、代理店制度は取っておりません。
販売価格としては、ロットによる価格差こそはありますが、基本どなたにも同じ金額での販売をしており、代理店様であっても、個人様であっても同じ価格での販売をさせていただいております。
普通に弊社ではネットで直販をしておりますので、クライアント様がちょっとネットで調べれば価格が判ってしまうため、代理店様がどれだけの利益を乗せているのかがクライアント様へバレてしまいます。
「基本価格表」として、各商品のお値段を商品詳細ページにそのまま記載をしております。
そうした状況を含めると、逆に代理店様から弊社が使いにくいと言われてしまいそうです。でも何故代理店様からの見積もり依頼が後を絶たないか、私個人としては不思議を感じます。
他社メーカーによっては、販売先により売価設定を変えて販売をされておられるところもありますが、弊社ではそうした設定がありません。
出来る限りギリギリの価格設定でお客様へお届けするために、直販価格を低く設定しているためなのです。
小ロットや豊富な色展開、個別名入れ加工などを実現できていることを考えると、かなり安価な設定となっているのです。
⇒個別名入れ ご参照ください。

■まとめ
ノベルティ・販促品と記念品の違いは、伝わりましたでしょうか?
似て非なるものではありますが、贈ったものが喜んでもらえると嬉しいというのは、すべてにおいて同じですね。
今回の内容は微妙な内容が含まれておりますが、「ノベルティ・販促品」を否定したり、低く見たりする意図ではありません。代理店様のお仕事を否定するものでもありません。
ノベルティは幅広く広めていくものであり、記念品はお客様の想いを記念にしていくためのものであるという違いがあるということです。
もちろん弊社でも喜んでノベルティ・販促品の案件が来ればやりますので、価格が合うかどうかご確認の上、見積もりのご依頼をお願いいたします。
以上
『刻印名入れ.com』は記念品・名札バッジなどの販売をメインとしたサイトです。
基本的には記念品をご使用されるお客様(学校・企業・団体様)向けに販売をさせていただいております。

色々とお客様よりお問い合わせをいただく中で、割とよくあるご質問の一つに、
「ノベルティ・販促品と記念品との違いは何ですか?」
ということがあります。
無地の製品に名入れ刻印をするという性格上、わざわざ分けて考える必要があるのか?と私も昔は思っていたりもしました。
がしかし、実際にお客様と接していくうちにその違いを強く感じる様になってきました。
今日は、そんなお話をしようと思います。
■ノベルティ・販促品

ノベルティ…近年では「企業が自社や商品の宣伝を目的として、それらの名称を入れて無料配布する記念品」を指す(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3
販促品…販促品(はんそくひん)とは、販売促進(セールスプロモーション)のため活用するプロモーションで、新商品などのキャンペーンで配布することにより、商品の認知度の向上や消費者の購入を促す効果を期待して配布されるもの(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A9%E4%BF%83%E5%93%81
両方とも宣伝を目的とした無償・無料配布のモノを総じて言います。
無償で配布するがゆえに、決められた予算内でテーマに沿った中で、出来る限り良いものが求められます。相反する要求の結果、コスト設定が厳しくなることが多くあります。
ノベルティメーカーは、回転率からくる在庫リスクや為替相場、製品原価などを考えながら、少なくても数千~数万個を製造し1円でもコストを落として、広く販売をしていくことが必要になります。
安価なボールペンなどは@10円で売っていたりする世界です。言葉通りに「価格相応」がまかり通ってしまう世界となります。少なくても200~300個程度の注文が必要になります。
■記念品

意外にも「記念品」という単語はWikipediaでも登録が無いくらい一般的な言葉です。一般的過ぎて登録しようと思われなかったのですね。
しかしながら、GoogleでのWEB検索でも「記念品」は4,030万件、「ノベルティ」は3,450万万件、「販促品」は1,390万件のヒット数であり、言葉としての”記念品”は広く使用されています。
では勝手ながらに私が定義をします。
記念品…人から人へ想いを乗せて渡される贈り物。
当たり前といえば当たり前ですが、ノベルティは渡されるお客様の顔を見ずに、企業目線で商品選定を行い、効果を期待して、モノ(アイテム)をバラ撒いていくものです。
そこには贈る側の思いも、贈られた側の思いも、あまり込められてはいなさそうな感じがします。
学校の卒業記念品などの場合、商品選定の時点から先生や親御さんの気持ちが乗り出し、刻印内容の検討、予算と納期との調整などを経て、卒業式に合わせてプレゼントをして、それが数年経っても残っているようなケースは良くあります。
(贈る側)
「思い出になるかな?」「喜んでくれるかな?」
「個人の名前がある方がいいよね?」
「卒業証書と一緒に渡される…」
(贈られる側)
「結構良さそうなモノがもらえた」
「せっかく貰ったし使ってみよう」
「思い出と一緒にモノが残る」
という思いのやり取りを想像するだけで、少し泣けてきてしまいます。私自身、子供が出来てから余計に特に感じる様になり、この仕事を改めて選んだ理由でもあります。
『刻印名入れ.com』では、個別の名前を入れられたり、インクジェット印刷で写真をプリントしたりが、1個からの対応を行うことが出来る点が、価格だけでは無い”記念品販売”のサイトである強みとなります。
内容を比べれば決して「高い」だけのものでは無い、「価値」のある商品であると思っております。

ノベルティ・販促品を説明するためには欠かせない「代理店」の説明もしておきます。
■代理店様について
ノベルティを作ろうという時に大ロットであればあるほど、必要になってくるのが代理店です。
ノベルティ製作に熟練した代理店様は、忙しいエンドユーザー様の代わりに各種サポートをしてくれるのです。
広告代理店、SPエージェンシー、印刷会社など、代理店販売というシステムは、メーカーから委託されて代理で販売を行う会社様です。
別の言い方でいうと「卸」「中間業者」とも言います。
一般的にメーカーは外装1カートン単位での販売をメインとして、大量に生産してコストを低減した商品を在庫しつつ、中間業者を使いながら、徐々に小分けをしていき、最終消費者へ届けます。
メーカーよりもクライアント様の考えに沿った商品を提案したり、企画することが代理店様の仕事となります。
モノでは無くサービスを扱う場合もあり、保険や旅行などの代理店様も世の中にはたくさんありますね。
■「価格が予算に合わない」、だから「直接販売」なんです
代理店様は仕入れた製品に、サービス価格を乗せてクライアント様への販売することで利益を得ます。
しかし弊社が販売している製品はお客様への「直接販売」をさせていただいております。
製品をデザイン・生産し、国内在庫を持って販売をしておりますメーカーでもありますが、代理店制度は取っておりません。
販売価格としては、ロットによる価格差こそはありますが、基本どなたにも同じ金額での販売をしており、代理店様であっても、個人様であっても同じ価格での販売をさせていただいております。
普通に弊社ではネットで直販をしておりますので、クライアント様がちょっとネットで調べれば価格が判ってしまうため、代理店様がどれだけの利益を乗せているのかがクライアント様へバレてしまいます。
「基本価格表」として、各商品のお値段を商品詳細ページにそのまま記載をしております。
そうした状況を含めると、逆に代理店様から弊社が使いにくいと言われてしまいそうです。でも何故代理店様からの見積もり依頼が後を絶たないか、私個人としては不思議を感じます。
他社メーカーによっては、販売先により売価設定を変えて販売をされておられるところもありますが、弊社ではそうした設定がありません。
出来る限りギリギリの価格設定でお客様へお届けするために、直販価格を低く設定しているためなのです。
小ロットや豊富な色展開、個別名入れ加工などを実現できていることを考えると、かなり安価な設定となっているのです。
⇒個別名入れ ご参照ください。

■まとめ
ノベルティ・販促品と記念品の違いは、伝わりましたでしょうか?
似て非なるものではありますが、贈ったものが喜んでもらえると嬉しいというのは、すべてにおいて同じですね。
今回の内容は微妙な内容が含まれておりますが、「ノベルティ・販促品」を否定したり、低く見たりする意図ではありません。代理店様のお仕事を否定するものでもありません。
ノベルティは幅広く広めていくものであり、記念品はお客様の想いを記念にしていくためのものであるという違いがあるということです。
もちろん弊社でも喜んでノベルティ・販促品の案件が来ればやりますので、価格が合うかどうかご確認の上、見積もりのご依頼をお願いいたします。
以上