[ブログ] ドッグタグ

公開日:2016年6月最終公開日:2024年2月

刻印名入れ.com』でも長く販売している製品の1つがドッグタグです。



そもそもドッグタグとは昔のドイツで使い始められ、多くの国の軍隊で使用されている「認識票」のことです。

大きな怪我を負ったり、口にきけない状態にあります緊急対応が必要な人が、軍医などの医療関係者へ治療に必要な情報を伝えるために個人データを記載するのが本来の使い方です。
名前・血液型・所属などなど…
IDキーホルダーという言い方をする場合もありますね。

元々の由来から、ミリタリー色が強いアイテムですが、今は「ミリタリー風」というように装身具やキーホルダーなどで使われ、広く一般的にも認知度はあります。


ドッグタグという名称は、狂犬病予防接種の際の犬の認識票に似ているということから言われ出し、当初は軍人同士での自嘲的なニュアンスで言われることの多かった名称ですが、今や一般名刺として通ってしまうくらいで、それほどマイナスなイメージでも無くなっている珍しいケースとなっています。

このように自嘲するようなニュアンスを含む言葉が一般的な言葉へと変遷したものとしては、「おたく」や「腐女子」という言葉が近しいでしょうか。

金属のプレートにレーザー加工や彫刻加工で刻印を施し、ゴム製のサイレンサーをつけるという形が一般的です。サイレンサー(静音装置)無しもお選びいただけます。



実際に当社でどの様な用途で購入されているかという点では、下記のようなキーワードがイメージされているようです。

 ・仲間
  ⇒ サークル・同好会・クラブ・ゼミなどの仲間内 ※表に共通ロゴ、裏面個人名などのパターンが多い
 ・戦士
  ⇒ 塾の学生証として(受験戦争を戦っているイメージ) ※学籍番号などを入れられます
 ・消えない絆
  ⇒ 日付やメッセージの刻印。消えないメモリアル。戦友。

キーホルダーの項目でも記載をしましたが、インクを乗せるパッド印刷やシルク印刷では、せっかくの名入れが使用しているうちに必ず取れてしまいます。
硬い金属の上に柔らかいインクの層が固まっているだけなので、ポケットの中で鍵などの硬い金属が当たると考えれば、当たり前といえば当たり前のことです。

しかしてレーザー加工/彫刻加工はメッキ加工を剥ぎ取ることで名入れをしておりますので、取れてしまうことの無い半永久的な刻印方法です。 しっかりハードユースにも十分耐えることができます。



ところで、実は内容として記載する項目は、所属する団体によって違っているって知ってました?

Wikipediaによりますと、
陸上自衛隊:
 JAPAN GSDF
 名
 姓
 認識番号
 血液型


航空自衛隊:
 名、姓
 認識番号
 JAPAN ASDF
 血液型



海上自衛隊:
 名
 姓
 認識番号
 JAPAN MSDF
 血液型


と微妙に違いますし、アメリカでは空軍だけでも書式パターンが2つもあるそうです。
もし自衛隊風にする際には、上記順番を参考にしてみてください。



記載の順番で、どこの軍隊に所属しているかを判るほどになれば、だいぶとマニアックですよね。

もちろん『刻印名入れ.com』では、好きな文字・絵柄を入れていただいて大丈夫ですし、萌えなイラストを入れていただくもの大丈夫です。

萌えなイラストの場合でも、レーザー加工/
彫刻加工は加工部分を着色することは出来ませんので、単色で作成いただく必要がありますので、ご注意ください。



ドッグタグはわりと表裏両方に加工をすることも多く、プレート製品なので裏面加工のオプション価格が安いのも1つの特長となります。

古くからあるアイテムですが、個別名入れを前提とした製品であり、映画やコミック・アニメ作品などでも繰り返し重要なポイントとなるキーアイテムとして使用されます。
本当に定番となるべきアイテムの1つということですよね。

以上。
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