[ブログ] リサイクルレザーとは?
公開日:2016年6月最終公開日:2024年2月
■リサイクルレザー

リサイクルレザーは話題のエコ素材の一つです。
牛革は当然のことながら、牛の形をしています。極端に言えば牛のヒラキ然とした感じで革生地が作られます。
本革製品として様々なものが作られていく中で、どうしても革の端切れが生まれます。
とあるイタリアの革メーカーが革靴用に「この端切れを再利用できないか?」考え、作り出したといわれています。
素材的には牛革の端切れを粉末状にまでして、PU(ポリウレタン)などの合成樹脂を混ぜ込んで再度シート状に作り直したものを指します。
リサイクルレザー自体はグレー~茶褐色程度までの薄めの色が本来の色となります。

そのシートに0.5mm程度の着色シートなどを貼り合わせて、希望の革製シートを作成します。
色展開もよりやり易くなります。
また革そのものを染めるのではないため、本革よりも色が出しやすく、また色落ちも少なくなります。
シートを貼っていることもあり、本革2シリーズよりも固めな仕上がりとなります。
リサイクルレザーのメリットは、革の良さを残しながら革素材としての加工のしやすさもあり、何より”エコ素材”なのに安価という点になるでしょう。
世間一般的にエコな素材は”割高い”イメージがありますが、リサイクルレザーは本革加工の端切れなどからの再利用でもあるので、製造コストは控えめとなっております。
以前はいろいろなメーカーが「牛革」と称して販売をしておりましたが、ここ数年の素材の明示化の流れに沿って、「牛革」とまでは言われなくなってきました。
当社では『カジュアルラインレザー』シリーズとして販売をさせていただいております。

例)カジュアルレザーカードケース
ちなみに「合成皮革」-いわゆる「合皮」とは100%ポリウレタン(PU)の合成樹脂のことを指し、そもそも革ではありません。
リサイクルレザーとは別物となります。
フェイクレザーなどともいわれ、リサイクルレザーと間違えられる方がいらっしゃいますが、別物となります。
逆に合成樹脂であるがゆえにより安価であり、より加工の幅は広く、それはそれで優れた素材ではありますが、当社では加工が難しく製品の一部に使用されています。

例)ツートンカラーカードケース(合皮)
余談になりますが、昔むかしから言われる「本革」と「合皮」の見分け方って、ご存知ですか?
実際に軽く、燃やしてみた煙の違いによって見分けるといわれておりました。

本革は「白っぽい煙」が出て、合皮は「黒いスス」が立ち昇ります。
ではリサイクルレザーはどうでしょう? 正解は合皮よりも少なめですが「黒いスス」が出ます。
これは材料の中にポリウレタンが入っており、それが燃えてススとなるからなのです。
10年ほど前にリサイクルレザーをあまりよく知らないお年を召された方から、リサイクルレザーを見せて紹介をしているとおもむろに焼きだして、「これは合皮だ」「いえリサイクルレザーです」と押し問答となったことがありました。
昔は本革か合皮かの2択しか選択肢が無かったからなのですが、リサイクルレザーがこれだけ普及し始めると、この識別方法だけではカバーできない時代になってきましたね。

リサイクルレザーは話題のエコ素材の一つです。
牛革は当然のことながら、牛の形をしています。極端に言えば牛のヒラキ然とした感じで革生地が作られます。
本革製品として様々なものが作られていく中で、どうしても革の端切れが生まれます。
とあるイタリアの革メーカーが革靴用に「この端切れを再利用できないか?」考え、作り出したといわれています。
素材的には牛革の端切れを粉末状にまでして、PU(ポリウレタン)などの合成樹脂を混ぜ込んで再度シート状に作り直したものを指します。
リサイクルレザー自体はグレー~茶褐色程度までの薄めの色が本来の色となります。

そのシートに0.5mm程度の着色シートなどを貼り合わせて、希望の革製シートを作成します。
色展開もよりやり易くなります。
また革そのものを染めるのではないため、本革よりも色が出しやすく、また色落ちも少なくなります。
シートを貼っていることもあり、本革2シリーズよりも固めな仕上がりとなります。
リサイクルレザーのメリットは、革の良さを残しながら革素材としての加工のしやすさもあり、何より”エコ素材”なのに安価という点になるでしょう。
世間一般的にエコな素材は”割高い”イメージがありますが、リサイクルレザーは本革加工の端切れなどからの再利用でもあるので、製造コストは控えめとなっております。
以前はいろいろなメーカーが「牛革」と称して販売をしておりましたが、ここ数年の素材の明示化の流れに沿って、「牛革」とまでは言われなくなってきました。
当社では『カジュアルラインレザー』シリーズとして販売をさせていただいております。

例)カジュアルレザーカードケース
ちなみに「合成皮革」-いわゆる「合皮」とは100%ポリウレタン(PU)の合成樹脂のことを指し、そもそも革ではありません。
リサイクルレザーとは別物となります。
フェイクレザーなどともいわれ、リサイクルレザーと間違えられる方がいらっしゃいますが、別物となります。
逆に合成樹脂であるがゆえにより安価であり、より加工の幅は広く、それはそれで優れた素材ではありますが、当社では加工が難しく製品の一部に使用されています。

例)ツートンカラーカードケース(合皮)
余談になりますが、昔むかしから言われる「本革」と「合皮」の見分け方って、ご存知ですか?
実際に軽く、燃やしてみた煙の違いによって見分けるといわれておりました。

本革は「白っぽい煙」が出て、合皮は「黒いスス」が立ち昇ります。
ではリサイクルレザーはどうでしょう? 正解は合皮よりも少なめですが「黒いスス」が出ます。
これは材料の中にポリウレタンが入っており、それが燃えてススとなるからなのです。
10年ほど前にリサイクルレザーをあまりよく知らないお年を召された方から、リサイクルレザーを見せて紹介をしているとおもむろに焼きだして、「これは合皮だ」「いえリサイクルレザーです」と押し問答となったことがありました。
昔は本革か合皮かの2択しか選択肢が無かったからなのですが、リサイクルレザーがこれだけ普及し始めると、この識別方法だけではカバーできない時代になってきましたね。