[ブログ] イラスト・グッズ作成のために有ると便利なアプリ3選【特色DIC・色彩・ゴールド金色】

公開日:2018年6月最終公開日:2024年2月

こんにちわー 戸零寺 彩です!

 

もうすぐ夏コミですよね!

 

以前、売り子として参加する際に有ると便利なアプリをご紹介しました。

同人誌即売会であると便利なアプリ

⇒「即売レジ」というアプリでしたが、便利にお使いされてますか?
 信頼性向上のバージョン1.7でのご使用をおすすめします。
 こちらもよいアプリですので、今一度夏に向けて確認してくださいねー
 

 

今回は、同人誌や同人グッズを作成するのに便利に使える

色関連を補助するアプリ(ツール)をご紹介しますね!

今回は、商売抜きでお知らせしちゃいますー!

 

 

同人グッズや同人誌に限らず、デザインをする際には、

便利に使える情報だと思いますので、

確認してみてくださいませー!

 
■DICカラーガイド (無料)
  for Mac   
 

 このアプリは何がいいって?
 日本で一番有名なDIC(ディック)という、色の固有情報を
 ”色番号”という共通言語を使って、
 
 デジタルペイントに慣れてしまったイマドキの人が、
 特色印刷をする際にする色指定をするのを
 助けるツールが、こちらの「DICカラーガイド」なんです。
 
 それってつまりは…
 同人グッズなどでも、1C印刷で希望の色に印刷をする場合、
 コルクコースターやバッグなどでのグッズ製作では、
 印刷する色を調合して、色を作る工程(=調色)が必要となってきます。

 

 調色したインクを上から乗せるシルク印刷や、パッド印刷では、
 特色での色指定が必要になってくるので、その時に使います。
 ⇒データ作成時によく使う、RGBやCMYKでの色指定では、
  インクを調色できないのです。
 

 

 こちらのアプリを使えば、元画像のRGBやCMYKの数値・色を
 自分で見ながら、DIC番号で特色指定していくためのサポートが
 出来ちゃいます。
 

 
 特色ってなんだろう…
 電話などの言葉の情報だけで、お互いに思っている色が同じにするために
 
 「印刷した色で、統一した色番号を決めれば、
  お互いの色の認識はぶれないよね?」
 
 ということで、でカラーチャートというものが出来ました。
 特定の特別な色なので、「特色」と言います。色番号で色指定することを「特色指定」といいます。
 
 特色ブランドで有名なのが、DIC(元 大日本インキ)、Pantone、トーヨーなどなど。
 
 日本国内ではDIC指定が最有力ですが、海外での別注生産を
 する場合は、Pnatone指定が必要となってきます。
 (各ブランドでの色の互換性はありません)
 
 そもそも、シルク印刷のインクの調色って、
 RGBでもCMYKとも違う色指定なんですよね。
 
 色合わせの色の分量などの合わせ方は、最終的には、職人さんの目分量で決まります。
 ⇒Youtubeで「シルク印刷 調色」で検索いただくと、
  他社ではありますが、職人さんの技を見ることが出来ます。
 色番号の指定で、色の配合比率は書いているのに、
 なんで職人技が必要なの!?
 となりますよね。判ります。私もそれ思いました!
 
 インクを混ぜて色を整えてというのは、
 気温・湿度・対象の印刷物の素材などによって、微妙に変えていかないといけないのです。
 色配合通りの分量をインクを混ぜても、指定色に近い色レベルまでにとどまっちゃうんですよね。
 
 昔は「色チップ」と言って小さい印刷した見本を千切って、やり取りをしていたのですが、
 カラーガイドは非常に高額なものでした!!
 (色に関して凄く注力した印刷の必要があり、仕方ないのです)
 
 なんと、それがアプリになったら、『無料』ですよ!
 使わない手はありません!!
 
 これがあれば、特色マスターですね!!
 
 
■色彩ヘルパー(無料)

 今、見えている色は何色ですか?
 
 絶対音感のように、絶対色感のような特殊能力を持っていない大多数の人向けの便利アプリです。
 
 希望する色って、なかなか作るのって難しいですよね。。。
 何かが足りない、あと少し…もっと違う色になっちゃった…
 
 あるあるだと思いますが、このアプリがあれば、
 今見えている色が何色なのかをカメラを通して、
 RGBやCMYKに分解したり、リアルタイムで教えてくれます。
 
 ARっぽく、それだけでも結構見ているだけで楽しいのですが、
 最大の楽しさは、色の名前を教えてくれます。
 
 私の手元の真っ黒のキーボードにかざしてみると、
 「クロ」「墨」「ランプブラック」などと、
 黒系統の中でも色を使い分けて教えてくれます。
 全然意識しない色名や、知らない色名などが出てくると、
 レア感が増しますよね(*^_^*)
 
 「この印刷物の色を、画面上で表現したい」 
 
 そんな時のベース情報として、利用すると便利です。
 光の具合もありますので、カンペキではありませんが、
 それでもおおよその色は判ります
 
 
イラストレータ用
  ゴールド・シルバー・メタルカラーカラースウォッチ(無料)

 こちらは、アプリではありません。
 
 アプリではありませんが、とても便利に使っているデータですので、共有させていただきます。
 
 インクジェット印刷で、「金色」という色指定を良くいただきます。
 
 皆さん気軽のご指定をされますが、印刷という技法において、「金色」は表現が非常に難しい色となります。
 
 色において、「金色」という色はありません。
 光の反射や準じる物を、金色っぽいと脳が認識するのです。
 
 「金色」で、と言われると名入れ印刷で対応できる方法は、
 3つしかありません。
 
 1)金箔を使った、「箔押し」
 
 2)透明なインクに金粉を混ぜる
 
 3)グララデーションで金色ぽく錯覚させる
 
 インクジェット印刷で対応できるのは、3)のみです。
 身近なところでは、パチンコ屋の広告チラシに多用されています。
 
 またそのグララデーションパターンは1つではありません。
 
 様々なパターンの「ゴールド」「シルバー」「メタリックカラー」などの
 印刷では表現出来ないメタル系の色をグラデーション表現で
 それっぽく見せるグラデーション集(カラースウォッチ)となります。
 
 イラストレータをお持ちで無いお客様であれば、
 こちらのカラースウォッチを参考に「コレ」とご指定下されば、
 大丈夫ですので、よろしくお願いします。
 
 アクリルの印刷だったら、下地に白を引かなくて、
 半透明の色でゴールドグララデーションを使えば、
 結構綺麗に見えると思いますので、うまく活用してくださいねー!
 
 
今回は、以上ですー!
 
 
戸零寺 彩でした。
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